"I'M IN VIETNAM"
traveler / Shinya Yamamoto
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海外、国内のありのままのローカルを感じる旅 "I'M IN"の第一回です。今回はベトナム。
【旅人/ライター】
仕事で海外を行き来し、国や地域の現状を見てきたMACHITOKIパートナーの山本晋也さん。MACHITOKI渡辺の親友でもあります。
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#1 ベトナム
仕事の都合でいくつかの現地工場を訪問。
日系企業が運営する設備も環境も整った工場もあれば、地元の町工場のようなところまで、働く姿はそれぞれだけど、誰もが「生活」の為に真面目に仕事と向き合っている。
町工場近くの食堂で働く家族。
淡々と仕事をこなす姿、子供の笑い声、警戒心のない犬の昼寝に、いつもと変わらない日常が垣間見えた。
ベトナムは本当に貧富の差が大きい。
立派なビルから20分も走れば、今にも崩れそうなバラックに沢山の人が住んでる。
車は買おうとすると日本円で500〜600万。でも平均収入が日本の5分の1だから庶民が1000〜2000万くらい出して買っているのと同じ感覚。
要は車に乗れている人達は勝ち組だ。
朝の通勤ラッシュで数台の車が走る周りに数百台のバイクが群がって走る姿はベトナムの縮図を現しているよう。
田舎に行けばホコリまみれハエまみれの野菜や魚を地べたで売る人、食べる人。
昔なら、汚えな、日本は恵まれてる、日本人で良かった。と単純に思ったかも知れないけど、そこにあるのは「当たり前」の日常で、笑顔や活気を見ていると、つくづく幸せとは心が満たされているかどうか、だと思う。
深夜2時、出発が3時間遅れた出国の飛行機を待つ間、配給されたヌードルを一人食べながらベトナムの人々の生活と表情を思い返しながら帰路に着く。
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